学生横綱・明月院、夏場所中止なら力士断念、教員に

[ 2011年3月11日 06:00 ]

日体大の卒業式に出席した明月院秀政

 八百長問題が思わぬ波紋を呼んでいる。昨年の学生横綱で、幕下15枚目格付け出しの資格を持つ明月院秀政(九重部屋)が10日、中止に追い込まれた春場所に続いて夏場所も開催されなければ、力士を断念して高校教諭を目指す可能性を明らかにした。

 この日、横浜市内で行われた日体大の卒業式に出席し「(初土俵までに)2カ月も3カ月も待つのは…。夏場所もやらないなら親と相談する。教員になるなら(相撲が)弱い高校を強くしたい」と話した。

 佐ノ山親方(元大関・千代大海)に憧れる22歳は「一日でも早く関取になることが目標。土俵に上がって親孝行をしたい」と八百長問題の早期収拾を切望したが、問題発言は物議を醸すことになりそうだ。

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2011年3月11日のニュース