水野2トライでMVP/トップリーグ・オールスター

[ 2011年3月7日 06:00 ]

引退セレモニーで、スタンドのファンに手を振る神戸製鋼の大畑

トップリーグ・オールスター戦

(3月6日 名古屋市・瑞穂ラグビー場)
 東芝など今季リーグ戦で奇数順位のチームの選手で構成されたオレンジ・オールスターズが、70―52で三洋電機など偶数順位のグリーン・オールスターズに勝った。2トライを挙げたオレンジ・オールスターズのWTB水野(トヨタ自動車)がMVPに選ばれた

 <40歳松田 来季に意欲>トップリーグ最年長出場記録を持つ40歳のFB松田努(東芝)がオールスターに先発出場し、新シーズンでの現役続行に意欲を見せた。松田は自身の去就について「会社と相談しますが、燃え尽きた感じはない。できれば頑張っていきたい」と19年目のシーズン突入を視野に入れた。試合では前半6分にトライを奪うなど活躍。今年は4月に41歳を迎えるが、ラグビー界の鉄人はまだまだ元気だ。

 <大畑引退セレモニー「悔いはない」>試合後、今季限りで選手生活にピリオドを打った元日本代表の大畑大介(35=神戸製鋼)の引退セレモニーが行われた。家族から花束が贈られ、両チームの選手による胴上げで3度宙を舞った。大畑は「グラウンドに立てなくて寂しい。浮き沈みはあったが、悔いはない。完全燃焼した」と約4000人の観客の前であいさつし、大きな歓声を受けた。

 <舘ひろしがキックオフ>名古屋市出身で俳優の舘ひろしがゲストで登場し、キックオフを行った。トップリーグの試合を録画して見る大のラグビー好きで、今年のW杯が開催されるニュージーランド行きも検討しているという。「日本ラグビー協会は、もっとエンターテインメントにする頭の柔らかさがあっていい」と、芸能人としての立場から競技発展へのアドバイスを送っていた。

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2011年3月7日のニュース