実力を正当に評価されない現実 美姫「今回は意識してメダルを獲る」

[ 2011年2月21日 08:16 ]

演技後、会心の笑みを見せる安藤美姫

四大陸選手権最終日

(2月20日 台湾・台北)
 今季は5戦4勝と抜群の安定感を誇っている安藤美姫。だが、心にはひっかかるものがある。

 6年ぶりに制した昨年12月の全日本選手権。翌日の新聞やテレビでは優勝した安藤以上に、復調の兆しを見せた2位の浅田がクローズアップされた。19日の記者会見では英語で「テレビなどで言っていることは関係ないと思うようにしている。スケートを楽しむことに考えを切り替えた」と語った。

 実力を正当に評価されない現実。それを覆すための舞台が来月の世界選手権だ。4年前は直前に足をケガしたことで、逆に力まず演技ができ、金メダルが転がり込んだ。「今回は意識してメダルを獲れるように頑張りたい」。女王返り咲きの準備は整った。

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