真央3回転半成功!2位も「100点です」

[ 2011年2月21日 06:00 ]

女子で2位になった浅田真央のフリー

四大陸選手権最終日

(2月20日 台湾・台北)
 SPの仏頂面から一転して、浅田はフリーでは笑顔で最後のポーズを決めた。観客席に向かってに手を振ると、子供のようにぴょんぴょん跳ねて喜んだ。一発の大技成功が浅田の心を軽くした。

 「ショートプログラムの悔しさを晴らします」と佐藤信夫コーチ(69)に言ってリンクに立った。冒頭のトリプルアクセル。前日のSPでは両足で着氷し、午前中の公式練習では転倒していた。そんな悪いイメージを脳裏から振り払い、思い切って氷を蹴り上げた。出来栄え評価で1・29点の加点がつくきれいな着氷。「100点です」。全日本選手権のSP以来今季2度目の成功だった。

 フリー、合計得点とも今季自己ベストをマークし2位。戦える状態にあることを再確認し「この大会に出て良かった」と満足げだ。世界選手権には前半戦を休養したバンクーバー五輪金メダリストのキム・ヨナ(韓国)も戻ってくる。「凄く楽しみです」。再戦を心待ちにする気持ちの余裕がようやく生まれた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年2月21日のニュース