有終Vで歴史に名を刻む…三洋“4度目の正直”だ!

[ 2011年1月30日 06:00 ]

初優勝を狙う三洋電機WTB山田章仁

 ラグビー・トップリーグプレーオフトーナメント決勝のサントリー―三洋電機戦は、30日に秩父宮ラグビー場で行われる。両チームの出場メンバーは決戦前日の29日にそれぞれホームグラウンドで最終調整を行った。

 4月からパナソニックの完全子会社となる三洋電機は「SANYO」のチーム名で戦う最後のシーズンとなる可能性が高い。CTB霜村誠一主将(29)は「2位よりも1位の方がずっと歴史として残る。僕らがやるべきことは勝つこと」と“ラストイヤー”での悲願初Vを誓った。

 ラグビー部代表兼部長で同社の佐野精一郎社長(58)から前日28日に飯島均監督(46)を介して「ラグビーを楽しんでくれ。思い切ってやってくれ」と激励されたという。トップリーグ3季連続準優勝で決勝は全国社会人大会も含めて1分け11敗と未勝利。指揮官は「うちは高さ、体重、機動力、技術もあって優勝できる」と宣言。今季のスローガンは「臥薪嘗胆~時は来た~」。“4度目の正直”で初制覇をたぐり寄せる。

 <サントリー長友、Vで宮崎に元気を>3季ぶり優勝を狙うサントリーのWTB長友は、新燃岳噴火の影響を受ける地元の宮崎県を優勝で元気づけることを誓った。宮崎県川南町出身の長友は「僕の実家は火山灰は大丈夫だけど地震みたいなものが頻繁に起こっている。怖い」と心配顔。昨年は口蹄疫被害で自宅で飼っていた牛6頭が殺処分された。「宮崎は鳥インフルなど暗い話ばかりなので、優勝で少しでもいいニュースを届けたい」と力を込めた。

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2011年1月30日のニュース