別人のようにミス連発…シャラポワ、落胆隠せず

[ 2011年1月23日 19:22 ]

4回戦で姿を消したシャラポワ

全豪オープンテニス第7日

(1月23日 メルボルンパーク)
 最後はフォアのリターンがネットに掛かった。第2セット、3―5から、相手が握ったマッチポイントをしのげず、シャラポワは4回戦敗退。試合後に「ひどい試合をしてしまった。特にリターンが悪かった」と語った通りの幕切れだった。

 順調に勝ち進んできた2008年の覇者だが、この日は別人のようにミスを繰り返した。サーブ、ショットとも精度が低く、次々にポイントを失った。いら立つようなしぐさを何度も見せた。第1セットを2―6であっさり落とすと、悪い流れは最後まで変わらない。「自分がしたいと思うプレーができず、相手に何の圧力もかけることができなかった」と自嘲気味に言うしかなかった。

 かつての世界ランキング1位は、右肩負傷によるツアー離脱などで苦しんだ。「この敗戦から学んで、もっと安定したプレーができるようにならないと」と完全復活への厳しい道のりを見据えた。(共同)

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2011年1月23日のニュース