細部にミス…トヨタの進撃止まる

[ 2011年1月23日 19:07 ]

トップリーグ・プレーオフ準決勝 三洋電機32―10トヨタ自動車

(1月23日 東京・秩父宮ラグビー場)
 リーグ戦で東芝、三洋電機、サントリーの「3強」を撃破したトヨタ自動車の進撃が止まった。攻勢をかけながらミスが多発して三洋の防御網を破れず、5度目の準決勝でも初の決勝進出はかなわなかった。

 朽木監督は「ハイレベルの試合になるほど細部に神が宿る。準決勝の壁を破らないと新しいトヨタはない」と悔しさを隠しきれない様子だ。ナンバー8菊谷、CTBイェーツ、WTB遠藤と190センチ近い大型選手が縦を突くが、密集でボールを手放し、パスのタイミングが合わずにノックオンが目立った。

 持ち味の迫力ある攻めを封じられ、トライは前半の1本だけ。バックス陣を統率するCTB難波は「力強さを生かせるかと思ったが…。後半は焦りも出てトヨタらしさを出せなかった」と残念そうだった。

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2011年1月23日のニュース