岡ちゃんがリーダー 五輪メダル増へプロジェクトチーム

[ 2011年1月21日 19:07 ]

 文部科学省は21日、2012年のロンドン五輪で過去最多のメダル獲得を目指し、各競技の選手や監督の支援策を総合的に検討するプロジェクトチームを来月にも設置する方針を決めた。チーム責任者には、サッカー日本代表前監督で文科省参与の岡田武史氏が就任する。

 これまではアテネ五輪のメダル37個が最多。高木義明文科相は21日の記者会見で、岡田氏について「指導者として卓越した能力がある。非常にふさわしい人だ」と述べ、リーダーシップ発揮に期待を示した。

 メンバーは、スポーツ医科学や栄養学の専門家などで構成する予定。各競技団体や研究機関などが蓄積したノウハウや研究成果、支援が必要な課題などについて横断的に検討することで、競技力の効率的な底上げにつなげたい考えだ。

 11年度予算案では、メダル獲得が有望な種目でスポーツ医科学などを活用して支援する「マルチ・サポート事業」が増額されるなど、国の支援対象が日本オリンピック委員会(JOC)や競技団体以外にも広がっていることに対応する。

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2011年1月21日のニュース