ジョコビッチ「彼は一番の親友 こういう形で勝ちたくなかった」

[ 2011年1月21日 10:57 ]

全豪オープン

(1月21日 メルボルン・パーク)
 今年の男子シングルスはナダル(スペイン)の四大大会4連勝やフェデラー(スイス)の2連覇なるかが注目の的だ。しかしその影で、頂点を狙う男がいる。第3シードのジョコビッチだ。

 3回戦の相手はトロイツキ。昨年の男子国別対抗戦、デ杯でセルビアに初優勝をもたらした盟友だ。過去の対戦は6勝1敗だが「ジュニア時代からずっと一緒で、互いを知り尽くしている。きっと激戦になる」と気合十分で臨んだ。

 序盤から力の入った打ち合いを展開したが、粘り強く拾う持ち味を発揮したジョコビッチが第1セットを6―2で先取した。その時点で腹筋を痛めた相手が棄権。予想外の形で決着が付き「こういう形で勝ちたくはなかった。彼は一番の親友だし」と思いやった。

 全豪のハードコートは得意の舞台。3年前には唯一の四大大会優勝を果たした。ナダルとフェデラーについて「2人は間違いなく世界最高の選手。どの大会でも優勝候補だ」と力を認めた上で「自分は彼らに勝てる数人のうちの一人だ。優勝した当時より、自分も強くなっている」と挑戦状をたたきつけた。(共同)

続きを表示

2011年1月21日のニュース