バタに生きた自由形の練習…松田「感覚的には悪くない」

[ 2011年1月16日 19:14 ]

コナミオープン

(西宮市・コナミスポーツクラブ本店西宮)
 男子200メートルバタフライを制した松田は、昨年の優勝タイムよりも1秒15遅かったが、それでも納得顔だった。年末年始は自由形の新フォーム習得に時間を割き、バタフライの練習はほとんどしていない。そんな中でテーマにしたのが「自由形でやってきたことが、どう生きるか」。この点で収穫があった。

 水の抵抗を減らすために頭の位置を下げる自由形の新フォームは、従来よりも背中の筋肉を大きく動かす。これで泳ぎ込みを重ね「肩甲骨付近の筋肉が大きくなった」という。効果は早速表れ「自由形では楽に進めるようになり、練習が楽しくなった」。この日のレースでも、大きくパワーアップした体をうまく使い「感覚的には悪くない」と実感できた。

 北京五輪の銅メダリストは、昨年の広州アジア大会で1分54秒02のシーズン世界最高記録を出した。ロンドン五輪で狙うのは「最低でも銀メダル以上」。26歳はその目標に向かい、さらに進化を続けている。

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2011年1月16日のニュース