美帆、海外遠征出発…2カ月間5万キロの武者修行

[ 2011年1月16日 06:00 ]

成田空港から海外遠征に出発したスピードスケートの高木美帆(左)と小平奈緒

スピードスケートの高木美帆(16=帯広南商)が15日成田発の航空機で長期海外遠征に出発した。今回は最大6大会に出場する予定で期間は2カ月間になる。移動距離は地球1周を大きく上回る約5万キロという過酷な遠征だが「今後これよりきついことはないと思う。テーマは挑戦です」と意気込んだ。

 バンクーバー五輪に出場した昨季も約2カ月海外で過ごしたが、出場したのは五輪とジュニア2大会のみ。今季は22日開幕の世界スプリント選手権(オランダ)を皮切りに、初の高速リンクレースとなるW杯ソルトレークシティー大会などシニア5大会、ジュニア1大会と休む間もない。出場種目も500メートル、1000メートル、1500メートル、3000メートル、団体追い抜きと多岐にわたり、最大20レースとなる見込みだ。

 終盤2戦はそこまでの成績によって出場可否が決まる。「出られないと、(3月上旬の)期末テストに間に合っちゃうんですよね。準備なしのテストは厳しいですよ」。テスト回避もモチベーションにして、2カ月間の過酷な遠征に挑戦する。 

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