白鵬「投票権があれば貴乃花親方に入れていた」

[ 2010年2月4日 06:00 ]

西新井大師で豆まきを行う白鵬

 理事選で立浪一門の総意に反して貴乃花親方に投票した安治川親方を、同じ宮城野部屋の横綱・白鵬(24)が擁護した。

 東京・西新井大師で節分の豆まきを行い、「自分も貴乃花親方に頑張ってほしいし、投票権があれば入れていたと思う。結果的にそれが良い方向に行った。貴乃花親方は現役の頃からあこがれの横綱。(当選には)うれしい気持ちもある」と一定の理解を示した。一方、安治川親方は関取に昇進するまでの兄弟子で、まわしの切り方や細かい所作などを指導してくれただけに「親方が決断したことだが、本当に(退職は)ショック。良い方向にいけばいいと自分は思います」と表情を曇らせた。その後、安治川親方は従来通り親方として残ることを発表。横綱もホッと胸をなで下ろしていた。

 ◆日本相撲協会の評議員 日本相撲協会寄付行為(規則)に定められる予算・決算の収支、年寄・力士等の福利厚生に関する事項などを理事長の諮問に応じて評議する組織を構成。2年に1度行われる理事選挙への投票権を有する。評議員には年寄名跡を襲名継承した者全員と、力士会選出の力士4人(三役以上で日本人)、行司会より立行司2人が加わる。現在は111人。白鵬が投票権を得るには日本国籍を取得する必要がある。

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2010年2月4日のニュース