ジャンプ制した清水礼、複合で2冠目狙う!

[ 2010年2月4日 17:49 ]

 【全国高校スキー・ジャンプ】2本目、95・5メートルのジャンプを終えた途端、清水礼は勝利を確信したように何度もガッツポーズ。笑みがはじけた。1本目で首位に並んでいた小林(岩手・盛岡中央)に競り勝ち「1本目でトップに立って負けたことはない」と胸を張った。距離の合計で並び、飛型点で上回った小差の勝利だった。

 複合のジュニア強化選手に選ばれている逸材。昨年、全国中学大会のジャンプで3連覇を逃し「あれが悔しくて一生懸命練習した」という。夏のオーストリア合宿では、標高3千メートルの高地で1日50キロを走り込むなど、徹底的に鍛えた。
 名前の礼留飛は日本に初めてスキーを伝えたとされるレルヒ少佐にあやかったもの。安川監督は「飛び出しのフォーム、空中姿勢、体のバネなど飛べる要素は抜群」と絶賛する。「3連覇を目標にしたい」と話す1年生は、5日の複合で2冠目を狙う。

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2010年2月4日のニュース