高木「追い抜き」起用は未知数…気掛かりな練習疲れ

[ 2010年2月4日 16:11 ]

 バンクーバー冬季五輪のスピードスケート日本代表は3日、カナダ・カルガリーで約2週間の事前合宿を終え、4日にいよいよバンクーバー入りする。15歳の中学生として注目を浴びる高木美帆(北海道・札内中)は「先輩が優しくしてくれた。シニアの環境には慣れたかな」と話したが、練習疲れが気掛かりだ。

 高木は女子団体追い抜きのメンバーにも入っているが、3日は合同練習に参加せず、一人でおよそ1時間、氷上でフォームを確認した。合宿前半に格上の選手たちの後ろについて未知のスピードで滑った影響で、脚が重いという。
 団体追い抜きは2日間で3レースある。田畑真紀、穂積雅子(ともにダイチ)小平奈緒(相沢病院)の3人はワールドカップ(W杯)で一緒に滑っているが、高木は新参。羽田雅樹コーチも起用法について「これから見ていかないといけない」と慎重だ。
 「個人種目できちんと滑れないと団体でも迷惑をかけちゃう」という高木は、まずは1000メートルと1500メートルに集中する考え。羽田コーチは「(昨年)12月の五輪代表選考会ぐらい滑れれば(追い抜きも)問題なくやれる」と復調に期待した。(共同)

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2010年2月4日のニュース