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朝青 あっ変わった………………

<秋場所3日目>雅山(左)を引き落としで破った朝青龍
<秋場所3日目>雅山(左)を引き落としで破った朝青龍
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 横綱のまさかの変化に館内からため息が漏れた。大相撲秋場所3日目(15日・両国国技館)、朝青龍は立ち合いで左に変わりながら、張り手を見舞う奇襲戦法で雅山を引き落とし。初日、2日目と鋭い攻めを披露したが、難敵相手に07年春場所千秋楽以来となる“変化技”を繰り出し、3連勝とした。白鵬も万全の相撲で栃ノ心を退けて3連勝。琴欧洲、琴光喜の佐渡ケ嶽部屋の両大関も全勝を守った。 【取組結果  大相撲優勝額

 真っ向勝負での連勝発進から一転、朝青龍が予想外の変化技を繰り出した。立ち合いで左張り手を見舞いながら変化気味に左へ動くと、雅山はあっさりと前のめりに。わずか0秒8の決着に、館内はため息とまばらな拍手が交錯した。横綱は不満そうに首をひねる雅山には見向きもせず、涼しい顔で手刀を切った。

 昨年と同じ秋場所3日目の対戦。1年前、雅山の気迫の攻めに屈した朝青龍はリズムを崩し、途中休場に追い込まれた。その悪夢を打ち消すように、出番前は異常なほどのテンションで全身汗だくになった。てっぽう柱に50回も両腕を打ちつけ、興奮のあまり三段目・朝縄とは激しい頭突き合戦まで繰り広げた。ゴツンという鈍い音が支度部屋に響き「ウォー!」と野獣のように叫んだ。

 ところが、ふたを開ければ結果は拍子抜け。決まり手は引き落としだが、立ち合いの朝青龍は思い切り左足を横に出しており、雅山も「全く無警戒だった。張り手はおまけ」と変化を主張した。朝青龍の「変化」は07年春場所千秋楽の千代大海戦以来。取組後は本数こそ少なかったものの、相撲協会に抗議電話が寄せられ、担当者は「横綱たるものが何たる相撲だ、といった声も寄せられました」と説明した。

 批判を覚悟の上で、なりふりかまわず勝利を優先させた横綱。初日から無言を貫いているが、この日はついに報道陣に背を向けた。帰り際には「変化は作戦ですか?」と質問した記者を、眼光鋭くにらみつけた。横綱らしくない取組の説明も、沈黙は何を意味するのかも口にしないまま、白星だけが3つ並んだ。

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