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苦手のあん馬克服!内村 貫禄トップ通過

<全日本体操競技選手権大会>苦手のあん馬で高得点の内村航平
<全日本体操競技選手権大会>苦手のあん馬で高得点の内村航平
Photo By スポニチ

 体操の全日本選手権兼09年ロンドン世界選手権2次選考会第1日は25日、東京・国立代々木競技場で男女の個人総合予選が行われ、男子は北京五輪銀メダリストで連覇を目指す内村航平(20=日体大)が92・500点で首位通過。苦手種目のあん馬をノーミスでまとめ、15・050点をマークするなど貫禄の演技を見せた。女子は鶴見虹子(16=朝日生命ク)がトップ。なお、内村、鶴見を含む男子上位36選手と女子上位24選手は、最終選考会となるNHK杯(6月6日から国立代々木競技場)への進出を決めた。

 体操ニッポンの新エースが、進化した姿を見せつけた。北京五輪と昨年9月の全日本学生選手権で落下した“恐怖のあん馬”でノーミス。出場選手中3位の15・050点にまとめ、右手で小さくガッツポーズを見せた。苦手種目を克服してトップ通過の内村は「ホッとした。練習でも、最後までミスなしで演技するのは数回しかできていなかった。いい方が出たと思う」とほほえんだ。

 北京五輪後は一躍、時の人となったが「チヤホヤされるのが嫌」という性格から浮かれることなく技の鍛錬にいそしんだ。大好きなチョコレート「ブラックサンダー」を控え、バナナとハンバーガーが主食の偏食生活からも脱却。自分を追い込んで“鬼門”を突破した。

 1月で20歳となり、母・周子さんも「北京で経験を積んで自立した。幼虫から成虫になった」と目を細める成長ぶり。平行棒では唯一のミスが出たが「その他の種目は満足している。あした(26日)はノーミスでやりたいと思う」。大人になった内村の目には大会2連覇と、世界での金メダルしか見えていない。

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