遼くん攻めて攻めて“大台”キターッ

[ 2008年11月28日 20:13 ]

 【カシオ・ワールドオープン第2日】「今週決める」の宣言通り、最終戦を待たずに最年少で賞金1億円突破を決めた。「素直にうれしい。今季の目標に、その数字すらなかったから」。17歳の石川の顔に笑みが浮かんだ。

 この日は強い海風が吹いたが「ストレートボールを打てば、それほど流されることはない」と、その風に真っ向から挑んだ。「風がある時こそ、ないときと同じように」。普段通りのスイングを心掛けた。
 その成果が出たのが10番(パー5)。右からの強い風にも負けず2打目をグリーン手前まで運んだ。アプローチショットを1メートルに寄せてバーディー。「理想的な攻め方ができた」と胸を張った。
 12番(パー4)では、ティーショットをがけ下まで打ち込むなどミスも出たが3バーディー、2ボギーでホールアウトした。「バーディーが少なくてもアンダーパーにいられるのは、バランス良く回れている証拠」と手応えも口にする。
 快挙を達成しても、それだけで終わるつもりはない。「節目にふさわしく、みなさんの記憶に残るような終わり方をしたい」と石川。その視線はひたすら上に向けられている。

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2008年11月28日のニュース