元若ノ鵬が記事に涙「相撲協会に謝りたい」

[ 2008年11月28日 17:32 ]

 大麻問題で日本相撲協会から解雇された後、「週刊現代」の記事で八百長を告発したロシア出身の元幕内若ノ鵬(20)が28日、都内で会見し、「八百長の事実はない。今でも相撲が大好きで、協会や(八百長の当事者として名指しした)力士に謝りたい」と、涙ながらに訴えた。

 元若ノ鵬は、地位確認を求めて係争中の東京地裁に「八百長記事はうそだった」とする陳述書を既に提出している。
 この日の会見でも「解雇後に電話をかけてきた男から、1週間で協会に戻れるから八百長を告発するように言われ、信じてしまった。週刊現代の取材後、男から現金で250万円もらった」と、陳述書の内容に沿って説明。男の名前については「自分や家族に危険が及ぶので、言えない」と述べた。
 この問題で週刊現代編集部は「元若ノ鵬本人と会って確認したが、陳述書を全く知らないと否定した」とコメントしている。
 元若ノ鵬は8月に解雇され、力士としての地位確認を求めて提訴。その後、週刊現代で現役力士四人を名指しし「八百長をした」と告発した。

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2008年11月28日のニュース