五輪へ背水のニッポン 非公開練習

[ 2008年6月2日 19:07 ]

練習後にインタビューに答える越川優

 バレーボールの北京五輪男子世界最終予選で4大会ぶりの五輪出場を狙う日本は3日の韓国戦に備え、休養日の2日、東京都内で1時間半、非公開で練習した。関係者によると、アジアのライバルを想定して紅白戦などで調整した。

 1勝1敗の日本は4日にタイ、6日のオーストラリアと、アジア勢と対戦する。韓国とタイを連破し、昨年のアジア選手権を制したオーストラリア戦に弾みをつけたい。
 ここまで大会最多の50点を奪った山本(パナソニック)は「韓国はベテランが入り、昨年のワールドカップで勝ったときのようには崩れない。相手のすきを突いていくのが重要」と警戒した。
 大会はアジア予選を兼ね(1)8チーム中の1位(2)それ以外のアジア勢最上位―が五輪に進む。絶好調のオーストラリアが全体の1位になれば、日本は(2)の条件で五輪切符を獲得することも可能だ。8チームが参加した5月の女子世界最終予選では、2勝5敗で5位のカザフスタンが(2)と似た条件で五輪切符を得た。
 日本にとって五輪への道が広がる状況だが、越川(サントリー)は「同じアジアの中での戦いではとにかく勝つことが重要」と、一戦一戦に全力投球する姿勢を示した。

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2008年6月2日のニュース