中東の笛…やり直し…ハンド狂騒曲に幕

[ 2008年6月2日 00:21 ]

 ハンドボール男子の北京五輪世界最終予選最終日、日本はアテネ五輪銅メダルのロシアに31―44で敗れ、20年ぶりの五輪出場はならなかった。これで「中東の笛」と呼ばれる疑惑判定に端を発した一連の「狂騒曲」が終わった。

 昨年9月の北京五輪男子アジア予選(愛知県豊田市)で相次いだ中東寄りの判定に、日本と韓国は共同戦線を張って抗議。国際ハンドボール連盟(IHF)が前代未聞の予選やり直しを決定し、日本では地味な存在だった競技が一躍脚光を浴びた。
 1月に東京で開催された再予選は、中東勢のボイコットで日韓の一騎打ちとなり、空前の盛り上がりを見せたが、最後は女子に続き男子も世界の厚い壁に阻まれた。(共同)

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2008年6月2日のニュース