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追い込まれた真央 ライバルの背中は遠く厳しい現実

フリー演技のジャンプで転倒し、氷に手をつく浅田真央。後方左はタラソワ・コーチ
フリー演技のジャンプで転倒し、氷に手をつく浅田真央。後方左はタラソワ・コーチ
Photo By 共同

 SPでついたキム・ヨナとの大差は、倍以上の36・04点まで開いた。「自分の演技をして挽回するだけ」とフリーで巻き返しを期した浅田だったが、ライバルの背中は遠ざかるばかりだ。

 最大の武器とする3回転半のトリプルアクセルは、後に2回転をつけた最初の連続ジャンプで成功させた。だが、直後に跳んだ2度目は回転が足りず両足で着氷。その後もミスは重なり、世界歴代最高得点を更新したキム・ヨナとは対照的に、3シーズン前に出したフリーの自己ベストより18・10点も低い平凡な評価に終わった。

 3回転のルッツやサルコーなど苦手なジャンプを外し、トリプルアクセルを成功させることに集中して高得点を狙う演技構成だったが、SPと合わせて3度挑んで成功は1度だけだった。

 今季初対戦で浮き彫りになった差を約4カ月後に迫ったバンクーバー冬季五輪までに埋められるのか。浅田は「トリプルアクセルを跳んだことで、一つ乗り越えられた」と収穫を強調したが、状況は明るくない。

 タラソワ・コーチは「今日のキム・ヨナとは比べたくない。(精密)機械のようだったから」と、今大会は相手が出来過ぎだったと言わんばかりだった。だが、海外メディアからは、ジャンプが決まらないと見栄えがしないフリーの選曲を疑問視するような質問まで飛んだ。

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