鈴木誠治のクール!スポーツ
バスケット ファン開拓へ協会はbj尊重を
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バスケットbjリーグのユニホーム姿でポーズする(左から)仙台、新潟、埼玉、東京、大阪、大分の6チームの選手たち
Photo By 共同 |
国内初の男子プロバスケットボールリーグ「bjリーグ」が、5日に開幕した。「エンターテインメント」をテーマとするだけに、NBAを意識した演出が話題になった。DJ、MCがいてタレントも登場した。巨大画面がVTRを流し、チアガールが客席を盛り上げる。NBAに似たルールは、国際ルールにない迫力を生んだ。今までにない斬新な演出だった。
だが、bjリーグは大きな問題を抱えている。国内には日本バスケットボール協会傘下の日本リーグ機構(JBL)が存在し、実力的に最高レベルにある。昨季までJBLに参加していた2チームがリーグ運営に異を唱えて脱退し、設立した背景が、bjにはある。
一番の問題は、日本協会がbjリーグを敵視していることだ。バスケットの日本代表は、日本協会が選ぶ権利を持つ。「新リーグには一切、関与しない」と異例の文書を出した協会が、bjリーグから代表選手を選出する可能性はない。代表入りを目指す国内のトップ選手には、bjに参加する選択肢はないのだ。
さらに、協会はリーグのプロ化を発表した。07年に協会側のプロリーグが開幕したら、両者のすみ分けはどうなるのか。単なる内紛をしているバスケ界にファンが共感するとも思えず、共倒れの可能性すらある。
bjは独自の採算と特色を持つ「独立リーグ」としての運営を目指し、協会を乗っ取る意図はない。一方で協会側のリーグは観客動員力がない。野球、サッカーに次ぐ競技人口を誇るといわれるバスケットの、潜在ファン開拓のためにも、協会にはbjを尊重する度量があってもいいと思う。実力の協会、演出のbjと色分けして、選手の行き来を自由にする。観客は1つの競技なのに2種類のバスケを楽しめる。新しいアイデアも生まれるかもしれない。そうなれば2リーグ並立は逆に、他にはない独自性となるはずだ。(東京・運動部)
[ 2005年11月14日 12:19]
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