山川あずさの美しく生きよう

幸せの感受性

秋の庭園に美しい紅葉のイチョウ。水に映る姿も見事で思わず息を飲みました。
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 みなさんが思う幸せとはなんですか?

「家族が仲良く」「やりがいのある仕事ができること」「お金持ちになること」「素敵な人と結婚する」

 人によって色々な幸せの形があることと思います。けれども本当に幸せになるために必要な大切な質をみなさん案外見落としているような気がします。今日は、幸せな人生を送るためにとっても大切なことをお知らせしたいと思います。

 幸せとは、幸せな出来事がやってくることによってもたらされるのではなく幸せを感じ取れる能力、すなわち幸せの感受性によってもたらされるということをご存知でしょうか?

 ちょっと複雑な言い回しになってしまいましたが、少し詳しく解説してみましょう。私たちは「結婚したら幸せになるんだ」とか「願いが叶ったら幸せになれる」と考えているかもしれません。しかし、実際には結婚しても、願いが叶っても本当に毎日幸せ気持ちで暮らせるかどうかは、その人の感受性次第ということができます。

 どういうことかといえば、例えば一杯のお味噌汁でも深〜く味わって「あぁ幸せ〜」とじわぁっと感じる人もいれば、気がつかないうちに飲み終わってる人もいます。

 想像してみてください。砂漠の中で迷って炎天下を一日中歩き回り、からからに喉が乾ききって死にそうな時にやっとたどり着いたオアシスで飲む水と、家で何気なく飲む水。どちらも同じ水ですが、幸せ感は何十倍も違って感じることでしょう。

 もしくは、道端に咲いている花を見て立ち止まり「ああ、きれい」と感動する人もいれば、そこに花が咲いていることさえ気がつかず生きている人もいます。前者と後者、どちらが毎日幸せを感じる時間が多いと思いますか?

 みなさんの周囲には幸せな結婚をしたにもかかわらず悩み多き既婚者がたくさんいるはずです。願いが叶って昇進したものの辛そうな上司を見かけるかもしれません。幸せとは出来事の中にあるのではないのです。それを感じる感性、「あぁ、幸せだなぁ」とじんわり感じられる感性があるかないかによるのです。

 現代人は、感性を閉ざして生きている人がとても多いです。思考は左脳、感性は右脳の領域が司りますが、小さい時から求められてきたお勉強はほとんどが左脳偏重の学習です。また、通勤電車のあの混雑や人の密集具合は、感性をむき出しにしていては苦しすぎます。ですからみなさん、感性を閉ざして感じないようにしてなんとかやり過ごします。通勤電車の中でニコニコふわふわしている人はまずいませんよね。

 それはある意味防衛本能のような、身を守るために身につけた技なのですが、感性を閉ざしてしまったことで同時に幸せの感覚も閉ざしてしまっているのです。

 「今日どうだった?」「別に」という会話は、今日一日過ごして感動したことも気持ちが動くような出来事も特に気がつかなかったということです。何も起きていなかったわけではなく、足元には花が咲いていたかもしれませんし誰かから親切に席を譲っていただいたかもしれませんし、笑顔で挨拶をしてくれた人もいたかもしれません。しかし、そのことが幸せなことなんだと自覚する意識や感謝する気持ちを持つことができなければそれらの幸せはなかったことと同じになってしまうのです。

 周囲にはたくさんの幸せな出来事が満ちているのにそれに気がつく感性がなければ、味わう瞬間を持てなければなかったのと同じです。

 では、どうすればいいのか?感性を高めるには何をすればいいのか。それは次回お伝えすることにします。

[ 2017年11月29日 18:31 ]

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