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【日本映画大学】佐藤学長が「The CILECT Teaching Award 2016」受賞

[ 2016年11月26日 05:30 ]

 11月19~24日にオーストラリアのブリスベンで開催された「CILECT(国際映画テレビ教育連盟)世界大会」において、日本映画大学(川崎市麻生区)の佐藤忠男学長が「The CILECT Teaching Award2016(ベスト・ティーチング・アワード)」を受賞した。同賞は、映画教育の充実と発展に顕著な貢献をした大学教員に贈られるもの。100冊を超える著書を持ち、40年余りにわたり映画を通して若者に語りかけてきた功績が評価された。

 「CILECT連盟」は、世界5地域から150余りの映画教育機関が加入しており、優れた映像作品の作り手を育ててきた歴史を持つフィルム・スクールの教員たちで構成されている。毎年開かれる研究発表会を通して、映像教育のレベル向上に取り組むとともに、隔年で世界大会を開催。参加者がテーマに沿って議論するほか、映画教育の充実と発展に顕著な貢献をした大学教員を表彰している。

 近年、デジタル・テクノロジーの急速な変化で、映像を作る側も見る側も新たな問題を抱えている。このたび行われた「CILECT世界大会2016」はその変化を大学教育にもいち早く取り入れ、オンライン授業の充実で目覚ましい成果を挙げるグリフィス大学が主催。「『美学と倫理』の関係性を若者に考えさせるための教育について」をテーマとして議論を行った。

 今回のベスト・ティーチング・アワード受賞者は3人。同大学の佐藤忠男学長とベテラン演出家のアンジェイ・メリン、世界中の映画大学院で教べんをとる南アフリカの若手研究家ジョティ・ミストゥリー氏が受賞した。

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