×

大学Information

【帝京大学】総合博物館が特別展「日本書道文化の伝統と継承」開催

[ 2016年10月19日 05:30 ]

特別展「日本書道文化の伝統と継承 -- かな美への挑戦 -- 」
Photo By スポニチ

 帝京大学総合博物館(東京都八王子市)は12月19日まで特別展「日本書道文化の伝統と継承―かな美への挑戦―」を開催している。これは、帝京大学創立50周年と、同大書道研究所の創設40周年を記念して行うもの。長らくその全貌の公開が待たれていた古筆手鑑「翰墨城」(個人蔵)をはじめとし、今回の展示で初めて一般に公開される学会未発表の新出資料を含む、古代から現代までの珠玉の名作87点を展示する。なお、会期中はシンポジウム、列品解説会も実施。入館無料。

 本展は、日本の古代から現代に至る書の歴史と、書文化の継承に焦点を当てるもので、書道研究所で蓄積された研究成果を広く学内や学外に発信することを目的としている。

 古代・奈良時代の実物の文字資料である写経をはじめ、平安時代に確立したかな書道の古筆資料、中世の多様な書道流儀の遺例など、重要な日本書道史研究資料を含む展示構成となっている。各時代の日本の書跡資料を通して、現代にまで脈々と継承されている書の伝統が「今」へと、そしてさらには「これから」へとつながっていることを肌で感じ、墨痕鮮やかな優れた書作品の数々を間近で鑑賞することによって、日本書道文化の重層的な蓄積の深さとその幅広い魅力を楽しむことができる。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る