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【文京学院大学】 理解のきっかけに ボッチャ、ゴールボール体験会開催

[ 2016年9月27日 05:30 ]

「障がい者スポーツ・ゴールボール体験会」に出演した信澤選手、小林選手(後列中央)と記念撮影する学生たち
Photo By スポニチ

 大学生をターゲットに、障がい者のことを正しく理解するきっかけを作るため、独自プログラムでの「障がい者スポーツ体験会」が9月22、25日、東京・文京区の文京学院大学本郷キャンパス体育館メセナで行われた。

 同体験会は同大学・経営学部3年の新田都志子教授率いる「新田ゼミナール」のゼミ生たちが中心となり、日本理学療法学生協会の大学と連携して行った。今年で11年目を迎える新田ゼミでは毎年、テーマごとに数人ずつのチームを組んで研究を行っており、同ゼミの山田真由さん(20)を中心にしたゼミ生たちは「障がい者スポーツ」の研究に取り組んだ。山田さんは今回の体験会を通じて「競技を知ってもらえるのはもちろん、スポーツ特有の良さを生かし、障がいを持つ選手たちと楽しみながら、気楽にコミュニケーションをとることが大きな魅力です」と、意義について話した。

 今回の体験会ではボッチャ(22日)、ゴールボール(25日)の2種目を実施し、文京区内にある他の大学生など、約30人がそれぞれ参加した。

 いずれも競技を体験する前に、ボッチャ、ゴールボールの各選手たちと学生たちが対談形式でトークセッションを行い、競技を始めたきっかけや障がいについての話を行った。その後、選手たちから競技方法やルールなどを教わり、試合にもチャレンジし、障がい者スポーツを体験した。

 参加した学生たちは「初めてゴールボールを体験して、とても難しかった。目が見えなくて怖かったけど凄く楽しかった」「日本代表選手と試合ができたのは大変貴重な体験でした」「実に有意義でした。このような取り組みを通して、障がい者スポーツが広がっていけば良いと思います」「体験会を通して障がいのある方も、私たちとなんら変わらないことが分かりました」と、障がい者スポーツを体験し、障がい者への正しい理解が深まったようだ。

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