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【千葉工業大学】ISS流星観測プロジェクト「メテオ」観測開始

[ 2016年7月28日 05:30 ]

メテオのファーストライト映像、視野上部に見えるのはISSのロボットアーム
Photo By 提供写真

 千葉工業大学惑星探査研究センター(PERC)が進める国際宇宙ステーション(ISS)からの流星観測プロジェクト「メテオ」が7月7日より観測を開始した。

 3度目の打ち上げ(日本時間3月23日)で無事ISSに届けられた後、観測準備を進めてきた。当初、4月から観測を始める予定だったが、ISS側の諸事情や予期せぬ不具合が続き、観測開始が遅れた。5月20日にはISS上のPCと通信が確立、6月16日にはメテオカメラを起動し動作確認を行い、7月7日にようやく観測窓のシャッターを開ける許可が下り、観測を開始した。観測映像はほぼリアルタイムで、ISSからPERCのメテオ運用室にダウンロードし、確認している。現在は流星群の期間ではないが、すでに流星を捉えることに成功した。

 今後は7月末のみずがめ座デルタ流星群および8月中旬のペルセウス座流星群を観測する予定。なお、SpaceX無人補給機ドラゴン9号機がISSに係留する7月20日から8月末(予定)の間は観測窓のシャッター開放時間が限られるため、それぞれの流星群の観測時間は5日間程度になる。二つの流星群のデータを記録したハードディスクは、SpaceX無人補給機9号機によって、地球に持ち帰られる予定。

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