×

大学Information

【白百合女子大学】人間総合学部を開設、児童文化学科などユニーク講義

[ 2016年4月21日 05:30 ]

アニメーション制作の様子
Photo By 提供写真

 白百合女子大学(東京都調布市)は今春、児童文化学科、発達心理学科、初等教育学科からなる「人間総合学部」を開設した。児童文化学科は児童文学・文化を専門的に学べる国内でも数少ない学科で、絵本やアニメーション制作など、ユニークな授業も充実している。

 この学部は、「児童文化」「発達心理」「教育・保育」の各分野をより強化し、今後一層必要とされる「人への理解と支援」ができる人材の育成を目指し開設した。

 「人間とは何か」というのが人間学の基本的な問いかけであるが、そこに「どのようにして人間になるのか」という問いを加え、変化の著しい乳児期・児童期を中心としながら、人間の心身の発達の仕組みや、それを養い導く児童文化・児童文学、そしてそれらを意図的に組織しながら具体的に子どもの発達に働きかけていく保育・教育の営みについて研究・学修を深めていく。

 価値の多様化が進み、人とのつながりがより複雑になりつつある現代でも、しなやかに生きていける女性を育むべく、バリエーション豊かなカリキュラムを展開する。

 3学科ともに時代に即応したカリキュラムが用意されているが、このうち児童文化学科は、子どもの頃に慣れ親しんだおもちゃや漫画、グリム童話など、児童文学・文化を専門的に学べる国内でも数少ない学科である。絵本やアニメーション制作など、ユニークな授業も充実しており、「ものづくり」を実践的に経験することで、物事を多面的にみる力や豊かな表現力を培う。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る