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【京都産業大学】国内唯一、正課として長期有給インターンシップ

[ 2016年4月9日 05:30 ]

 京都産業大学は国内の大学で唯一、正課内で大学と企業が協同してプログラムや教育目標を考えて実施する「コーオプ教育※」による長期有給のインターンシッププログラムを実施している。取り組み3年目となる今年は、学生19人が15週間にわたり、国内外の企業等において実社会で働きながら学ぶ。

 同大学では2014年度から経済・経営・法学部の学生を対象に長期インターンシップを軸とした「キャリア形成支援教育」と学部の「専門教育」を融合し、社会で生き抜くために必要な根幹的な力を養成することを目的に、世界標準をモデルにした「むすびわざコーオププログラム」を、国内の大学で初めて「正課」として立ち上げた。

 取り組みから3年目を迎える今年は、4月11日から15週間にわたり、3年次生19人が国内外9つの企業・大学でに取り組み、実際に社員と共に働く。

 プログラムの特長は「3年間一貫の教育プログラム」にある。まず、2年次に1年間かけて学生の主体性・論理的思考・表現力などを磨き上げ、3年次に長期有給インターンシップに参加し、学んだ体験や観察からテーマを設定する。さらに4年次では1年間かけて卒業研究を行う。

 企業側は受け入れ1年前より学生と交流・指導を行う機会があるため、どのような学生が参加するのかをよく理解したうえで受け入れることができる。また、長期インターンシップ後に「卒業研究発表会」で成果を具体的に確認する機会を設ける。

 この新しい取り組みは、今後の日本型インターンシップのモデルケースとなる可能性を秘めている。

※コーオプ教育(Cooperative Education):教育機関と企業が協同でプログラム内容や指導方法を開発・実施するのが特徴で、北米では100年以上の歴史があり人材育成に成果をあげている。

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