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【東京家政学院大学】「みそ汁の達人になろう」食育教育に協力

[ 2016年2月20日 05:30 ]

「みそ汁の達人になろう」食育授業の模様
Photo By 提供写真

 東京家政学院大学(東京都町田市、学長廣江彰)は2月16日、八王子市立横山第一小学校(東京都八王子市、校長青木利夫)5年生の家庭科の授業で、生活デザイン学科小口悦子教授による「みそ汁の達人になろう」をテーマとした出前授業「出汁の取り方の講義と実演」を実施した。

 授業では、今では家庭で見ることが少なくなってしまった削り器で鰹節を削り、その鰹節を使ってだし汁をとり、煮干しのだし汁と飲み比べて、だしの「うまみ」を実感した。

  「みそ汁の達人になろう」は5週間にわたる“食べて元気!ご飯とみそ汁!”の3週目にあたる。第1週は「毎日の食事を振り返り、何を食べることが多いか、五大栄養素と3つの働き」、第2週は「米博士になろう」。第4週の「ご飯とみそ汁の作り方を調べて、実習の計画を立てよう」と続き、第5週が調理実習「ご飯とみそ汁」。

 16日の2時間続きの授業は、
(1)我が家のみそ汁:児童による具の組み合わせの発表
(2)日本のだし汁について(講義):小口教授
(3)削り器を使った鰹節作り
(4)鰹節、煮干しを使っただし汁作り
(5)だし汁や湯で溶いたみそ汁の味比べ
(6)まとめ
 の流れで進められた。

 横山第一小学校は“「生きる力」を支える健康なからだ作り”を目指している。学校栄養士による食育の授業、近隣のスーパーマーケットと連携した食育体験の実施、地場野菜を使った給食提供時に地場野菜と生産者の紹介を通じての地元の野菜を食べ、地産地消の良さと生産者への感謝の気持ちを育てる、などを進める一方、昨年8月には東京家政学院大学から講師を招いて、食育を指導する教員に地場野菜を使った実習と、食育の視点を生かした教科指導についての研修を行っている。

  地域での連携活動に力を入れている東京家政学院大学は、横山第一小学校との間で、生活デザイン学科の食品開発発表会への家庭科教員の参加、2015年9月から始まった半年にわたる児童学科3年生6人による学習支援・生活支援ボランティア活動、上記の研修などで急速に拡充している。

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