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【関西福祉大学】一般入試対象に「持参割」、ネット出願の逆

[ 2015年12月9日 05:30 ]

 関西福祉大学(兵庫県赤穂市)は2016年度入試で「持参割」を実施する。これは、願書を大学に持参して出願すると検定料が1万5000円割引になるというもの。2015年度入試から実施しており、昨年は73人の受験生が同制度を利用した。

 インターネット出願を導入する大学は年々増えている。手元に願書がなくても24時間どこでもインターネット環境があれば出願登録が可能で、入学検定料の支払いもクレジットカード等で手間なくでき、割引制度もあって受験生のメリットは大きく、今後さらに浸透いくことになりそうである。

 しかし、出願の手軽さは、進路のミスマッチを引き起こす可能性がある。特に、一般入試の志願者は、大学を見ずに「取得できる資格がある」「偏差値帯が合う」「併願しやすい」などといった理由で出願する傾向があるともいわれる。

 このような中、同大学では、「しっかりと受験する大学のことを理解した上で出願してほしい」「入学後のモチベーションを高く持ってほしい」といった思いから、「持参割」を実施(昨年度から実施しており、今年度で2年目)。昨年は73人の受験生が「持参割」を利用した。

 当初は近隣の受験生の利用を想定していたが、遠方から保護者と一緒に同大を訪れる受験生も多かったという。

 「持参割」制度を利用して出願を希望する受験生は、各入試の持参割受付日に願書と入学検定料を大学に持参。その際、大学職員に教育内容や就職、下宿などについて相談することができる。また、キャンパス内を見学することもできる。進学相談やキャンパス内の見学を受けた後、願書を提出することで出願が完了し、検定料の割引が適用される。

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