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【創価大学】立川グランドホテルと「幸せ☆おすそわけプロジェクト」

[ 2015年10月31日 05:30 ]

 創価大学(東京都八王子市)経済学部の西浦ゼミナール(以下、西浦ゼミ)は、国際ホテルグループ・立川グランドホテル(東京都立川市)の協力のもと、日本の食品ロス削減と途上国の食料事情改善を達成する画期的なドギーバッグ「おすそわけBOX」を発案。11月1日から同ホテルで導入し、「幸せ☆おすそわけプロジェクト」を開始した。

 これは、ホテルなどの飲食店で、途上国の子どもたちが描いた絵を使用したドギーバッグ「おすわけBOX」を使用し、顧客の家族には料理を、途上国の子どもたちには食料支援につながるデザイン料を「おすそわけ」するもの。日本の食品ロス削減と、途上国の食料事情の改善を達成することを目的としている。

 同プロジェクトは「おすそわけBOX」をホテルなどの飲食店で使用し、残った料理を持ち帰ってもらう。ドギーバッグとは、飲食店などで外食する際に食べきれなかった料理を持ち帰るための容器のこと。そこで得られた収益から、「おすそわけBOX」1個当たり12円を、途上国のNGOなどの協力団体を通じて送金する。途上国では子ども1人の1日分の給食費は12円と言われている。日本の食品ロス(廃棄される可食分のこと)を減らしながら、途上国の食糧事情を改善するという一石二鳥の取り組み。

 立川グランドホテルでは、2009年から既にドギーバッグを導入しており、主に立食パーティで利用されている。衛生基準をクリアした料理だけをホテルのスタッフがバッグに詰め、顧客に持ち帰ってもらっている。導入当初(2009年度)は年間2000個以上のバッグが利用されていたが、ドギーバッグの利用のさらなる推進と、顧客満足度を向上させるため、西浦ゼミのプロジェクトに賛同し、「おすそわけBOX」を導入することになった。これにより、朝食1000食分と昼食1000食分の資金が途上国に送られる。

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