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【千葉工業大学】流星観測衛星のH-2Bロケットでの打ち上げ決定

[ 2015年7月18日 05:30 ]

 流星観測衛星「S-CUBE(エスキューブ)」が、宇宙ステーション補給機「こうのとり」5号機(HTV5)に搭載され、H-2Bロケット5号機により打ち上げられることが決定した。「S-CUBE」は千葉工業大学惑星探査研究センターと東北大学が共同で開発する大学独自のプロジェクトで、2度の打ち上げ失敗に見舞われた流星観測カメラ「メテオ」の兄弟ミッション。打ち上げ日時は8月16日22時1分頃を予定している。

 千葉工業大学惑星探査研究センターでは、惑星科学探査を目的とする超小型衛星プロジェクトを立ち上げた。

 巨額の予算と長期に渡る開発期間が必要である国による惑星探査とは対照的に、超小型衛星は大学規模のリソースにより短期間で独自に開発できることがメリットとして挙げられる。初号機「S-CUBE」は、宇宙からの流星観測をミッションとする3Uキューブサット。キューブサットは10センチ角のユニットからなる超小型サイズでありながら、その可能性により、米国Science誌が選ぶ2014年10大ブレークスルーに選ばれるなど、大きな注目を集めている。その中でも3Uキューブサットは科学やビジネスでの実利用が各国で始まりつつある、最注目の衛星カテゴリーである。「S-CUBE」は日本初の3Uキューブサットとして、本格的な科学観測に挑む。

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