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【京都産業大学】女性が生き生きと学び、働ける社会の実現を目指す

[ 2015年7月11日 05:30 ]

 京都産業大学では、平成26年度にダイバーシティ推進室を設置。男女共同参画推進策の一環として、女性研究者支援に取り組んでいる。研究支援員制度や保育費用の一部負担など制度を充実させることで、結婚や出産・子育てといったライフイベントと研究を両立できる環境を整備し、女性研究者の活躍をサポートしている。

 今年、創立50周年を迎えた京都産業大学は“Keep Innovating.”のスローガンのもと、同大がこれからもイノベーションを起こしながら飛躍するためには、すべての人が性別、国籍、年齢、障がいの有無などにかかわらず個性と能力を十分に発揮できる社会、すなわちダイバーシティ(多様性)を認める社会の実現が不可欠であると認識し、男女共同参画とその先にあるダイバーシティの実現に向けて取り組みを進めている。

 平成26年度文部科学省・科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(一般型)」において、京都産業大学型ポジティブ・アクションを軸とした研究者支援策の採択を受け、新たにダイバーシティ推進委員会・ダイバーシティ推進室を設置。各種の女性研究者支援策を実施することにより、女性研究者の研究力の向上を目指し、それにより大学全体の研究力が向上する取り組みに努めている。

 推進室では、意識啓発・広報活動として、シンポジウムやセミナー、意識実態調査の実施や報告書の作成、研究支援活動としては、研究支援員制度や柔軟な勤務体制の整備、保育費支援制度、公的サービスや学外サービスの情報提供などを行っている。そのほか、相談窓口を設置し、カウンセラーが研究や仕事と家庭の両立などの相談を受け付けている。

 今年6月には、女性研究者と女子学生のランチミーティング「Koyama 女子カフェ」を開催。学生たちに研究職を身近に感じてもらい、未来の女性研究者育成に向けたキャリア形成支援を行っている。女性が生き生きと学び、働ける社会の実現を目指し、ダイバーシティの意識醸成に努めていく。

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