【東京経済大学】習慣づくりへ、父母の会が100円朝食でバックアップ

１００円朝食の一つ「しゅうまい定食」
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　在学生の保護者らで組織される「東京経済大学父母の会」は、昨年実施した「１００円朝食」で、学生の朝食を取る習慣づくりや、健康の増進、授業の集中力向上といった効果を得ることができたため、１５年度は年間を通して（土日を除く授業実施日）、大学生協が運営する学生食堂での朝食を１００円で提供することにした。

　同大学で「１００円朝食」が提供されるのは、昨年度に続いて２回目。「朝食」をとる習慣を学生に身につけてもらうとともに、バランスのいい食事を提供することで健康維持と増進を図ることを目的に、昨年は５月に３週間と９月末から１月初旬までの間、実施した。

　昨年利用した学生へのアンケート結果（回答者１１１人）によると、約６０％（６６人）が一人暮らしの学生で「朝食をとる習慣が身についたか」という設問には、全体の約８４％（９３人）が「ついた」と回答した。

　自由記述欄では「授業に集中できるようになった」や「早起きの習慣がつき、毎日学校に行くのが楽しくなった」「普段あまり食べない魚を食べるようになり、バランスのいい食生活になった」といった回答があり、当初の目的を達成するとともに、効果の大きさを考慮して、今年も継続して実施する運びとなった。

　「１００円朝食」は、１食あたり通常３００円のところ、父母の会が２００円補助することで実現したもので、期間中には管理栄養士も来校して、食生活相談会や体脂肪測定会を実施するなど、学生の食生活全般のサポートにあたることにしている。