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【尚美学園大学】情報表現学科が卒展、トルコをテーマに基調講演など開催

[ 2015年3月5日 05:30 ]

尚美学園大の学生たちが制作の苦労話を披露した
Photo By スポニチ

 尚美学園大学(埼玉・川越市)芸術情報学部・情報表現学科の「卒業制作展」が2月28日から4日間、池袋の東京芸術劇場で行われた。12年目を迎えた同制作展では映像、音響、CG・美術、情報・ゲーム、webなど、学生たちが1年間の成果を発表。2日目に行われた「トルコ」をテーマにした基調講演「マスメディアの新たなメディアビジネスと今後の展望」が注目を集めた。

 新聞社、出版社の電子化への取り組みや海外への情報発信など新たなメディアビジネスの取り組みについて、スポーツニッポン新聞社の藤原健常務取締役、ターキッシュエアラインズ(THY)東日本地区旅客営業部ジェム・アルデミル統括部長らが登壇。スポニチ本紙2月25日付で掲載された「トルコ特集」も取り上げながら、日本とトルコとの“友好の絆”についてパネルディスカッションが行われた。藤原常務は「1890年に和歌山県串本町沖で起きたエルトゥールル号海難事故から今年で125周年を迎えます。イラン・イラク戦争時の日本人救出劇、トルコや日本で発生した大地震後の救援隊派遣などを通じ、絆は強くなりました」と両国の友情の背景を説明。「我々メディアは両国のさらなる友好関係の醸成に貢献するため、正確な情報を発信する役割があります」と語った。THYのジェム統括部長も「まだトルコに行ったことのない方が多くいると思いますが、ぜひ足を運んでいただいて、なぜ親日国なのかを肌で感じていただきたいです」と来訪をすすめていた。

 基調講演では、同学科の定平誠教授が指導する研究室が「卒業制作展」に向けて完成した電子書籍「エルトゥールル号の響き」、日本とトルコの友情を表現したパラパラ漫画「Heart to heart(心の絆)」も披露された。パラパラ漫画は定平研究室の学生たちが約3カ月間をかけ、約1400枚の漫画を描き上げた大作。ある大学で巡り合ったトルコ人男性と日本人女性の感動のラブストーリーに、来場者から拍手が鳴りやまなかった。なお、同作品はweb上でも公開されている。

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