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【東京都市大学】「学生安全技術デザインコンペ」日本大会で最優秀賞

[ 2017年3月24日 05:30 ]

 東京都市大学(学長:三木千壽)の学生チームが、3月6日に開催された自動車の安全技術を競う「学生安全技術デザインコンペティション」日本大会(公益社団法人自動車技術会主催)で、最優秀賞を受賞。学生らは、今年6月に米デトロイトで開催される世界大会に日本代表として挑戦し、日本初の世界大会優勝を目指す。

 「学生安全技術デザインコンペティション」(SSTDC=STUDENT SAFETY TECHNOLOGY DESIGN COMPETITION)は、各国政府の道路交通政策担当者や自動車メーカー、大学などが集う「ESV国際会議」のプログラムの1つとして 2005年から開催されている学生参加のイベント。各大学・大学院の学生チームが、独自に考案した安全問題解決のための技術アイデアを発表し、その斬新さや発展性、実用性などを競う。発表はスケールモデルを用いて行うため、アイデアだけでなく技術的な裏付けや十分な検証が要求される。

 2年に1度、世界各地域の予選を勝ち抜いた代表校が集まって国際大会が開催されており、その代表選考を兼ねる日本地域大会が開催された。

 東京都市大学チームは「自動車前面衝突時における妊婦乗員の胎盤早期剥離に対する腹部変形の影響とその低減手法の提案」というテーマでプレゼンを実施。妊婦乗員が交通事故にあった際に胎児が傷害を受ける一要因として「胎盤早期剥離」が挙げられるが、その受傷メカニズムがステアリングホイールとの接触による腹部変形にあると推測し、「胎盤早期剥離」に起因する胎児傷害の低減を実現する新たな妊婦乗員用拘束装置を提案した。

 今後はさらに研究に改良を重ね、6月にデトロイトで開催される「第25回ESV国際会議」内の「2017年学生安全技術デザインコンペティション国際大会」に日本代表として挑戦し、日本初の世界大会優勝を目指す。

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