【聖心女子大学】広尾キャンパス学生寮の建て替え工事着手

学寮の正面イメージ図
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　聖心女子大学（東京都渋谷区）は２０１８年度入学生による利用開始に向けて、広尾キャンパス内にある学生寮の全面建て替えすることになり２月２３日、安全祈願のための起工式を行った。今後は新築工事を順次進め１９年早々には、留学生を含む８人の個室で構成されるユニット群の中央に食堂（カフェテリア）を持つ新学寮が完成し、収容人数を１００人増の３５０人とするほか、一般の学生や教職員も利用する交流の場となる。

　同大学は昨年、前身である私立聖心女子学院高等専門学校の開校（１９１６年）から１００周年を迎えたが、教育・研究環境をいっそう充実させるため、次なる１００年に向けたキャンパス整備を進めており、今回の学生寮建て替えもその一環。

　寮は教育理念でもある他者への理解、協力、貢献を日常生活の場で実践するための場としても位置付けられているが、今回の全面建て替えを機に、こうした理念を継承しながらも、社会情勢の変化等による学生ニーズの多様化にも十分に対応できるよう、環境を整備する。

　その特長は、独立した個室を持つ８人が、共有空間をシェアして生活できる設計に表れている。

　この空間には、リビングルームやミニキッチン・洗面所やトイレ・洗濯機等を設け、ホームリーダーという立場の学生を中心に、設備整備委員やイベント企画委員、宗教委員、国際交流委員（委員名はいずれも仮称）等を担当して、自主的な管理や問題解決能力の育成を図る。この８人を１ユニットとして、南棟に２０ユニット、北棟に２４ユニット、合計４４ユニットからなる学生寮となり、収容人数は現在の約２５０人から約３５０人へ、１００人程度増加する。