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【文京学院大学】「アニメジャパン」にブース出展、産学連携成果発表

[ 2017年3月31日 05:30 ]

手づくりの「椿ランタン」を手にする伊豆大島班の学生たち
Photo By スポニチ

 日本最大級のアニメの祭典「アニメジャパン2017」が3月25、26日に東京ビッグサイトで行われ、メインエリアに文京学院大学(東京都文京区)がブース出展し、学生たちの産学連携成果発表やチャリティーグッズの販売などを行った。

 11回目の出展となる今年度の出展テーマは「ゼロプロ」〜ゼロプロジェクト〜。学生と企業がタッグを組み“ゼロ”からつくり上げる産学連携プロジェクトとして「伊豆大島班」など3班に分かれて、1年かけて行ってきた活動の成果を発表した。

 「伊豆大島班」は、13年に発生した台風26号で土砂災害が起こり、甚大な被害を受けた伊豆大島の観光復興のために「椿(ツバキ)ランタンライトアッププロジェクト」を実施。手づくりの椿の花を模したランタンをライトアップさせ、大島を魅力的に見せる“視覚SNSによる地域活性化企画”として活動を開始し、2月22日に伊豆大島・椿花ガーデンで行ったライトアップイベントまでの活動を報告した。「暗闇に浮かぶ幻想的な光の花園の写真を若者や外国人に向けてSNSで拡散し、大きな反響を得ることができました」と、同班の渡辺美優さん、佐久間百花さん、平澤滉介さんの3人が手掛けた企画が想像以上の成果があり、今後の展開に期待を寄せた。

 続いて発表を行った「伝統工芸班」は、日本有数の人形産地としてもおなじみ、埼玉・岩槻人形協同組合と連携。岩槻人形の元祖と伝えられる「裃雛(かみしもびな)」をよみがえらせたいという思いから、岩槻の伝統工芸職人の伝統的な技法と学生ならではの発想とデザインを融合し「大切な人への願いを込めて」をコンセプトに現代風に生まれ変わった5体の「裃雛」を誕生させるまでの活動報告を行った。

 最後に、東日本大震災支援プロジェクトとして11年10月からスタートした「ブレーメンズ班」。デザインや映像制作、マーケティングを学ぶ学生たちが商品企画から制作・販売までを行い、収益を支援団体に全額寄付を行う活動について報告した。

 イベント終了後、プロジェクトの総責任者を務めた経営学部客員教授の川村順一氏は「学生たちは学生なりにアレンジして、それぞれアイデアを絞り出し、苦労をしたと思います。本当に感動しました」と、学生たちの1年間の頑張りに満足していた。

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