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【文京学院大学】“産学官連携”でアニメ制作やイベント活動

[ 2017年3月9日 05:30 ]

大島町・橘田副町長(右から3人目)、役場職員と記念撮影する伊豆大島班の渡辺さん、佐久間さん、平澤さん
Photo By スポニチ

 国内最大級のアニメの祭典「アニメジャパン2017」(3月25、26日・東京ビッグサイトで開催)にブース出展する文京学院大学(東京都文京区)の経営学部2年生を中心とした「アニメジャパン2017学生実行委員会」は“産学官連携”をテーマに長期フィールドワーク実践として、学内や外部教育機関、企業・官庁と連携し、アニメの制作やイベントをプロデュースする活動を行っている。

 中でも、同委員会「伊豆大島班」の渡辺美優さん、佐久間百花さん、平澤滉介さんの3人は、13年に発生した台風26号で土砂災害が発生し、甚大な被害を受けた伊豆大島の復興支援、活性化などを目的とした「椿(ツバキ)ランタンライトアッププロジェクト」を実施。手づくりの椿の花を模したランタンをライトアップさせ、大島を魅力的に見せる“視覚SNSによる地域活性化企画”で、2月22日17時から伊豆大島・椿花ガーデンでライトアップイベントを行った。会場には大島町役場をはじめ、協賛企業のシマーズ、東海汽船の関係者や観光客など約220人が参加。41人の学生たちがデザイン・製作した500個の椿のランタンにあかりがつくと、会場内で大きな歓声と拍手がわき起こった。

 「若者目線で大島の復興支援、魅力発信を文京学院大学の“学生のチカラ”に期待し、企画から実行までお願いしました。現地での反響は想像以上のもので感動しました」(シマーズ・島津清彦社長)、「大島の子どもたちがはしゃぐ姿を見て、観光客のみならず島民の皆様の心に残ったのではないかと思います」(東海汽船・旅客部広報宣伝グループ大野裕介氏)、「椿のランタンで大島の夜を美しく演出していただきました。SNSを通じて広く波及していただくことで、大島町の復興支援、地域活性化に期待しております」(大島町役場・橘田竹弘副町長)、「とても幻想的で素晴らしかったし、評判が凄く良かったです。海外からも反応がありました」(椿花ガーデン・山下隆社長)と学生たちに感謝の言葉を寄せた。

 最後に伊豆大島班の3人の学生たちは「大島町役場、協賛企業、島民の皆さまにSNSで拡散していただいたお蔭で大きな反響を得ることができました。今回のプロジェクトが伊豆大島の復興、そして地域活性化のきっかけとなれば嬉しいです」と、これまで縁のなかった伊豆大島との出合いに感謝の気持ちを話した。

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