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【広島国際大学】「地域がキャンパス」次年度から3年生で必修化

[ 2017年2月9日 05:30 ]

児童向けのゲーム大会で縄跳びを楽しむ子どもたち
Photo By 提供写真

 広島国際大学(広島県東広島市)医療福祉学部の学生とキャンパスの地元・東広島市黒瀬町の住民自治協議会(以下、協議会)による協働プロジェクト「地域がキャンパス」は、イベントの企画・実施を通じて地域の活性化に取り組んでいる。2017年度以降は同学部3年生の必修科目となり、学生全員が地域福祉の実践力を磨く。

 同プロジェクトは15年度に発足し、地域福祉を学ぶ一部の学生有志が4グループに分かれて、協議会と協働で福祉・保育・介護をキーワードに事業を展開してきた。

 高齢者サロンのイベントや児童向けのゲーム大会を実施するほか、地域の健康・福祉に関するイベントへのブース出展などを通して、学生が地域住民と交流。さらに認知症予防の啓発イベントを企画・実施し、学生は各事業を通して地域福祉を実践している。

 学生ならではの自由な発想によるアイデアや提案に、地域住民が寄せる期待は大きく、初年度1つだった協働先の協議会が、今年度は町内全域にエリアを拡大。現在5つの協議会と連携しながら活動している。

 4月からは同学部3年生の必修科目「専門演習2」として正課に組み入れ、同プロジェクトを実施。同学部から地域福祉のニーズを的確に捉えることのできる専門職者を輩出し、社会に貢献する。

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