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こだわり旬の旅

【千葉・南房総】初心者もOK!船釣りでイサキ大漁20匹

[ 2016年7月2日 05:30 ]

イサキを一荷でゲットし歓声を上げる女性客
Photo By スポニチ

 三方海に囲まれた千葉県・南房総にいい季節がやって来た。海や磯、堤防での釣り、潮干狩り、海水浴など、この時期ならではのレジャーが盛りだくさん。久里浜(神奈川)―金谷(千葉)を結ぶ東京湾フェリーでは初心者でもちょい投げ釣りが楽しめる「ちょい投げ房総族」を富津市などで開催中だが、どうせならと記者は乗合船に乗ってイサキ釣り挑戦した。

 「船は揺れるからな~」「専門的で難しいのでは」などの思いが交錯してためらっていた船釣り。だが、今が旬のイサキ釣りはそんな不安を吹き飛ばしてくれた。

 館山市・相浜港から大型快速船「松丸」(14トン、定員35人)に乗って5~6分。あっという間にポイントに到着した。途中、西風が吹いて船が揺れることもあったが、それほど気にならず快適な“船旅”。船内には和洋式両方のトイレもあって、女性でも安心だ。

 まずは仕掛けだが、準備は簡単。竿の先に付いたクッションゴムにハリス(1・5号)をセットし、2本のハリにイカタン(イカを小さな短冊状に切ったもの)を付け、だ円形をしたカゴ状のアンドンビシ(60号)にコマセを入れればOKだ。

 「仕掛けを水深11メートルまで沈めたら、すぐに8メートルまで上げてください」と船長の声。言われた通り、リールに付いたメジャーを水深8メートルに合わせ竿を上下させていると、ググッと強い引きが来た。慎重にリールを巻き上げると黒っぽい魚体。イサキだ。しかも2本のハリに2匹。体長約25センチと小ぶりだが、早々の一荷釣りに早くもテンションはマックス。隣の女性客からも「来た~」と歓声が上がる。こうなると競争心もわいてきて思わず竿にも力が。と、また強いアタリ。今度は40センチ近い良型。時折メジナも交じって、息つく暇もない。

 彼方に浮かぶ伊豆七島の大島などを望みながら、約2時間で20匹。「大漁だね。刺身でも塩焼きでもウマイよ」との船長の言葉に思わず表情も緩む。竿と仕掛けをレンタルすれば手ぶらで来ることができるし、船長が釣り方を教えてくれるから初心者でも楽しめる船釣り。夏のレジャーにはもってこいだ。

 ▽行かれる方へ JR内房線館山駅からバス約20分。車は館山道富浦ICから立山バイパス利用。松丸の料金はコマセ、氷付きで1万円(午後便は1000円引き)。イサキは7月末まで。8月からはタイ。問い合わせは松丸=(電)0470(28)2007。

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