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こだわり旬の旅

【愛媛・南予】シルクのような舌ざわり「はなが牛」を味わう

[ 2016年4月6日 05:30 ]

サシなしでも十分に柔らかくておいしいはなが牛のステーキ
Photo By スポニチ

 宇和島市のさらにお隣、西予市の野村町は「シルクの町」。明治初期から始まった養蚕は農地の多さ、収益性の高さなどから急速に普及。現在は養蚕農家が6軒に減少してしまったが国内外の評価は高く、「カメリアシルク」の商標で京都などに販売され、20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の御用生糸としても使用されている。そんなシルクの歴史的資料、生産の際に使用した道具などを展示するのが「野村シルク博物館」(入館料350円)=(電)0894(72)3710。縦糸が付いた織機でコースター織り(500円)を体験できるほか、伝統的な染織が学べる講座を開設。染織講座にはこれまでに外国人を含む約150人が参加。受講生の作業風景の見学もできる。

 シルクに触れた後は同市のレストラン「ゆうぼく民」=(電)同(62)5877=でシルクのような舌ざわりの牛肉を堪能した。市郊外の歯長峠にある「ゆうぼくの里おかざき牧場」で育てる「はなが牛」。雌のホルスタインに雄和牛を掛け合わせた交雑牛で「和牛より安価でありながら和牛により近い味わいが楽しめる」とゆうぼく専務取締役の岡崎晋也さん。庶民にやさしい味だ。

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