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こだわり旬の旅

【京都&大阪】2階も特別公開 豪商の歴史を伝える「旧三井家下鴨別邸」

[ 2017年8月3日 18:32 ]

3階の望楼が象徴的な旧三井家下鴨別邸
Photo By スポニチ

 8月10〜27日だけ主屋2階が特別公開される「旧三井家下鴨別邸」へは電車で出掛けた。JR奈良線東福寺駅で京阪電車に乗り換え、出町柳駅から徒歩約10分。下鴨神社の参道の途中にあり、約5700平方メートルの敷地に木造3階建ての主屋、平屋の玄関棟と茶室が建つ。主屋は三井財閥を築いた三井家の木屋町三条上にあった木屋町別邸(1880年=明13=に建築)を1925年(大14)に移築したもの。3階の望楼が象徴的で、主屋の玄関部分として増築された玄関棟は書院造を基本としながらも洋風の趣。近代和風建築として評価が高く、11年(平23)に国の重要文化財に指定された。

 南に広がる池泉式庭園にはひょうたん池や灯籠、巨大な鞍馬石が配された築山があり、その周囲を園路が回る。主屋と庭園が一体となった開放的な造りは素晴らしく、2階からの眺望が楽しみだ。観覧料600円。

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