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83・5cmシーバス 栗本さん総合V

[ 2016年12月7日 05:30 ]

初めてのシーバス釣りで総合優勝の栗本さん
Photo By スポニチ

 バリバスカップ2016スポニチ「東京湾シーバス釣り大会」が3日、開催され、吉野屋、ミナミ、中山丸、渡辺釣船店の4軒の釣り宿から61人が参加。シーバス1匹の全長で競われた結果、ミナミに乗船した東大和市の栗本光男さん(40=会社員)が83・5センチを釣り上げ総合優勝した。 (笠原 然朗)

 東京湾は日本一のシーバス(スズキ)の漁場。釣れるポイントは無数にあるが、決戦の舞台は沖に数日前から停泊している大型タンカー周り。暗がりを好む魚が、船底から海底の間に群がっているのだという。     甲板作業員たちが興味深そうに見下ろす中、次々と良型が上がる。吉野屋に乗船したさいたま市の佐藤勝昭さん(48=会社員)は息子の勇登君(12=中1)と参加。「最近は部活と塾であまり釣りに来られない」というが、昨年までは父子で年間80~90日間釣行。62センチを釣った愛息に対して勝昭さんは70・5センチ。総合3位に入賞し、父親の面目を保った。

 普段はルアー船を出していないミナミには、初心者が多く乗船。

 総合優勝した栗本さんも「シーバス釣りは初めて」。安達任伯船長に大会参加を勧められ、前日に1万1000円でロッドを購入。伊豆大島などでオカからのルアー釣りはやったことがあるというが、この日は「乗船前に船長から釣り方を教えてもらい、見よう見まねで…」。運も味方につけ、午前10時ごろ、メタルジグ40グラムで上げた特大が優勝魚となった。

 「東京湾のシーバスは初心者でも楽しめる」を改めて証明した形。今後は水温低下に伴い群れが固まり、数・型ともにチャンスは広がる。

 ◇大会成績(シーバス1匹の全長、単位センチ)

 ▼総合賞 (1)栗本光男(東大和市)83・5=ミナミ(2)橋本政宏(川崎市)82・7=中山丸(3)佐藤勝昭(さいたま市)70・5=吉野屋(4)福田教子(台東区)68・2=渡辺釣船店

 ▼船別賞
 ◎ミナミ(1)舟橋夢人(江戸川区)77・5(2)野口美和(目黒区)74・0◎中山丸(1)柴田誠(杉並区)72・3(2)石井壮征(横浜市)61・0◎吉野屋(1)馬場勇(江東区)67・5(2)清水久彦(豊島区)65・5◎渡辺釣船店(1)駒崎香世(板橋区)68・0(2)藤原怜史(横浜市)67・4

 ▼特別賞 串田達(横浜市)マダコ3キロ =敬称略=

 ▽主催 スポーツニッポン新聞社、東日本釣宿連合会

 ▽特別協賛 モーリス

 ▽協賛 大塚食品、オカモト、サニー商事、サクラ高級釣竿製造所、シマノ、ジャルパック、上州屋、大同石油、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、ハヤブサ、マルキユー、ルミカ

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