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大物マダイじっくり引こう コマセ連続で食い気を誘う

[ 2018年4月23日 07:23 ]

この日一番の大物2・5キロマダイを手にした小松さん
Photo By スポニチ

【名人への道 決め手はコレ!】狙え大物!待望のマダイ乗っ込みで、各地は大にぎわい。産卵のため群れで沿岸に寄る時季で、活発に餌を追うのが特徴だ。強烈な引きとのやりとり。このワクワク感をかなえるには…さて、どう狙おう。(スポニチAPC 林 悠二)

(コマセ連続で/食い気を誘う/) 御前崎をはじめ、伊豆、三浦、房総半島…関東周辺には、マダイの好釣り場がめじろ押し。そんな中、館山湾内を中心に攻める内房エリアも見逃せない。

 乗船した勝山・庄幸丸もファンが多く、乗合2隻出しのにぎわいぶり。マダイ一筋30年の庄司剛船長の船には7人が乗った。

 「乗っ込み期は大物が出るのが魅力。今のところ大きくて3キロ台ですが、1人で2桁釣った人も」(船長)

 この朝狙ったのはエリア内No・1の象背根。航程約20分。ポイント周辺には僚船が7隻集結していた。

 タナ取りは海面からで、指示ダナは72メートル。「仕掛けを78メートルまで下ろし、コマセを連続で振り出しながらタナで止めて」と船長指示。コマセで煙幕の筋を作り、食い気を引き出す作戦。

 朝日が顔を出してすぐだった。2回目の仕掛け投入直後、いい当たりが出て竿先が海面に突き刺さる。竿を通してズンズズン…久々に味わうトルクフルな引き。船中1号になった魚は腹パンの2キロ級だった。

 その数分後、ミヨシで1キロ級マダイ。野田市の高橋幸作さん(67)は、姿形の良い“桜ダイ”にご満悦。6・3キロの自己記録更新を狙っているとか。船中ではマトウダイの連発もある。マダイも単発ながら当たる。船べりにセットした探見丸は幅広い魚群を捉えている。いい日に当たった。その後は移動を繰り返すが本命不発。結局、本命は0〜2匹。この日の最大は別船で狙った習志野市の小松哲也さん(62)が釣り上げた2・5キロ。数日前までは順調だったのに。この取材後に再び爆釣。まさに“釣りあるある”である。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、勝山・庄幸丸=(電)0470(55)3005。乗合は午前5時出船。

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