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大型アオリにクロの穴場…楽しーな!? 水温UPで期待大

[ 2018年4月19日 07:26 ]

クロダイはダンゴ釣りが人気
Photo By スポニチ

【磯&堤防ガイド】花が散っても海の中はまだ冬の名残。魚の動きはまだ遅い。それでも、春を求めて釣り人たちは、ひたすら魚からの返事を待つ。(スポニチAPC 恩田 誠)

 マグロやカツオの水揚げ高では日本有数を誇る静岡県焼津港。近年はやや低迷気味ながら、依然、大小の漁船が行き交う。

 その南側にあるのが「ふぃしゅーな」。広い埋立地には、温水プールを擁した「アクアスやいづ」、築山などもある親水広場、名物のマグロを食すことができるレストラン、そして、足場の良いフィッシングゾーン。

 焼津駅からは2キロほどあるが、車であれば、東名高速の焼津インターが近いし、釣り場の周りには無料駐車場があるので、とても便利だ。

 訪れたのは平日だったためか、都市近郊の釣り場としては人影がまばら。釣り人に釣果を訪ねると「昨日は結構良かったけれど…」と、釣りでの決まり文句が返ってきた。

 この時季は、ウキ釣りではクロダイを中心にメジナやメバル。近年、ますます人気のアオリイカを狙ったエギング。春は1キロ以上の大型が出るので、この釣りを試みる人が一番多い。

 堤防上は、イカの墨で汚れている場所がかなりある。これは数多くのイカが釣れている傍証にはなるが、イカ墨を掃除するのも釣り人のマナー。守ってほしい。この日に限って釣れている様子はなかった。

 釣り場の周りを沖堤が囲んでいるため、釣り場は波静か。潮の動きもあまりない。このため、クロダイ釣りはダンゴ釣りが盛ん。

 ダンゴ作りには慣れが必要だが、釣具店にはダンゴ用の配合餌が置いてあり、これを説明文の通りに作れば、初めてでもなんとか釣りにはなる。

 通常のコマセ釣りよりも「無駄」が少ないため、費用の節約にもなる。

 ただし、ここの穴場である小川港よりの水道(沖堤が間近に迫り狭くなっている場所)は潮がよく動くので、ここではコマセ釣りが必須となる。

 今回は良くなかったが、実績はかなり高い場所なので、水温が上昇すれば、魚の動きは断然、良くなるはずだ。

 ▼釣況 イシグロ焼津店=(電)054(621)7077。

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