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タイ望第1号 50センチ年無しクロ 水温高め「温排」今年も先陣

[ 2018年4月17日 07:12 ]

50センチの“年無し”を釣った小田代さん
Photo By スポニチ

 山形県酒田港で春一番のクロダイを狙った。4月に入ったとはいえ厳しい寒さの中、期待通り50センチを超す“年無し”クロダイが姿を見せた。 (スポニチAPC小林 純平)

 釣り場は、酒田港内の火力発電所近くの通称「温排」と呼ばれている。ここには、発電所の温水排水が流れ込むため海水温度はいくらか高めで、早期からクロダイが釣れ始める。

 この日は毎年、この季節になると同ポイントから大物のクロダイをゲットしている地元・酒田市の小田代友彦さん(62=飲食店経営)と堤防に並んだ。

 水深は3メートルほどだが、小田代さんはタナを4メートルと深くし、1メートルぐらいはわせる釣り方で、筆者は、底ベタ狙いに調整した。

 しかしいくら待ってもウキには、まったく反応はない。

 潮は堤防に沿って沖向きに流れ海況は悪くないようだ。付け餌のオキアミは、形を崩すことなく残ってくる。

 小田代さんに様子を聞いたら、小魚がいなくても辛抱強く待つことだけ…と。

 1時間以上経過して、小田代さんはオキアミから練り餌の「食い渋りイエロー」に付け餌を替えた。そして、数投目にはロッドが思い切り曲げられたのである。強烈な引き込みを必死でしのぎながらリーリングを繰り返して、とうとう海面に浮かんだクロダイ、超デカバンである。

 銀色に輝く魚幅のあるクロダイ。一目で50センチクラスと確認できる。

 慎重にタモに入れたビッグサイズ。測ったら50センチピッタリ。文句なしの今季第1号の年無しクロダイであった。

 その後連発を期待したが、30センチクラスのホッケの大群が回遊してきて入れ食いとなってしまった。

 今シーズンも快調なスタートを切った酒田港のクロダイ。今後は、温排以外のポイントでも良型が釣れ始める。

 ▼使用タックル ロッド=銀狼0・8号53、リール=銀狼、ライン=磯の白2号、ハリス=磯フロロ1・5号、ハリ=カットチヌ2号、ウキ=4B。使用餌 ナンバー湾チヌ2、チヌパワー、オキアミ1キロ。食わせ餌=くわせオキアミスーパーハードL、食い渋りイエロー、チヌパワーくわせダンゴ。

 ▼釣況 酒田市・フィッシュオン=(電)0234(26)2228。

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