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楽しく勝負 夫婦で春カワ 初の沖で27センチ

[ 2018年4月6日 07:22 ]

初の船釣りを楽しんだ永沼夫妻(左側)と新田夫妻
Photo By スポニチ

 【ガイド】“春カワ”が面白い。そう、春狙うカワハギ。“肝パン”が象徴する秋から冬だけが釣期ではない。良型がそろうし、ベラなどの餌取りも少ない。当たり→本命!小網代・丸十丸で15日(日)開催の「マルキユーカップ」は好成績が出そう。(スポニチAPC 林 悠二)

 秋〜冬にせっせと足を運んだカワハギ釣行。でも春はほぼ狙わない。で大会を前に様子見で乗船したのだ。

 トップシーズンではないから数は望めないと思ったが前日の釣果、トップ21匹は決して悪くない。

 「茶色に濁った潮が澄みだしたので、今日はもっと数が出そう」と小菅裕二船長。

 ナギに恵まれたこの日、カワ研の例会で2隻は仕立船。女性2人を交じえ7人が乗った15号船は小網代沖へ。この後、諸磯沖、城ケ島西、同南沖と各ポイントを幅広く探り回った。

 水深は20〜35メートルと比較的に浅く釣りやすいが、諸磯と城ケ島南沖の海底は起伏が荒く「根掛かりに注意してよ」(船長)アナウンスも頻繁だ。

 「わあ、大きい!」左舷で大歓声が。27センチの大型を掲げたのは、練馬区の新田早苗さん(35=パート)。日ごろは堤防や陸釣りが主で、初の沖釣り。「強い引きが続いてハラハラでした」。隣で竿を出す夫の雅和さん(35=会社員)は、「数では勝つんだけど、型はいつも家内が上」と、この日も雅和さんが中型を5匹先行した後での一発大物だけに、「やっぱりな」とうなずいた。2人はオモリ着底後に竿先で30センチほど上下。その誘いで出る、“ググッ”の魚信で竿を立てている。

 新田夫妻とグループで来たと言う永沼清一さん(53=会社員、川口市)は30センチ級のホウボウを、奥さんのさおりさん(45=介護師)は「また餌がない」と言いながらも、1匹また1匹と数を伸ばしだす。

 昼前後は潮止まり。食いも遠かったが後半復調。タイミングも合いだし、やめられない止まらない。「これが最後の流しです」の船長アナウンス後。潮通しが良い城ケ島南沖(35メートル)で、26センチを含めての良型3連発。朝方狙った砂地では、オモリベタや緩ませに好反応を見せたが、ここ南沖では底上50〜80センチの宙で食い活性の高さを感じた。多摩市の本杉勇貴さん(36=公務員)も後半に26センチを上げ、「帰るのが惜しい。後ろ髪を引かれる思いですね」と頬を緩めていた。「次回はもっと大型を狙います」と、期待を寄せていた。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、小網代・丸十丸=(電)046(881)0100。乗合は午前8時出船、料金は餌別8000円。餌のむき身は1日分、1パック1600円。

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