×

大盤振る舞い75センチマイト

[ 2018年4月5日 07:19 ]

75センチのスーパーマイトを釣った都丸さん         
Photo By スポニチ

 【あかりの“管釣り”っちゃおう!】大物を釣らせる管理釣り場として人気の群馬県桐生市・黒保根渓流フィッシングでこのほど、イベント「ふくだあかりとマイトを釣ろう」が開催された。春の息吹を感じながら、大型マイトサーモンとのやりとりを楽しんだ。

 このイベントはもう5回目。遠方から来てくださる方や毎回来てくれる常連さんを含め、毎回40人近い参加者の方でにぎわいます。

 というのも、このイベントの時に放流される魚は大盤振る舞い。80センチ、5キロオーバーをはじめとしたマイトサーモンや、サクラマスやニジマスがドバドバと放流されるんです。80センチ級のトラウトが釣れる釣り場なんてめったにないのでお客さんはこぞって狙いに来きます。しかもここのマイトは味が良い!育てた水と餌がいいので臭みは一切なく、上質な脂が乗った身はトロサーモンそのもの。さらに今回は「信濃雪鱒」(シナノユキマス)という珍しい魚種も放流。見た目はウグイのようなコイのような不思議な見た目をしたサケ科の魚で、これまた食べて絶品だそう。私も参加者の皆さんと一緒にデカマイトと信濃雪鱒を狙います。

 今の季節のポンドの水質は超クリア。浅い場所は底の魚までスケスケで、ちょっと警戒心が高いのか、“見えマス”は口を使いにくそう。だから深い場所の魚の方が狙い目。まずは重めの派手めスプーンをチョイスして、深場を探ります。が、ここまではほんの慣らし練習。本番は放流が入ってから。

 黒保根の放流スタイルは、ポンド全体に魚が均等に回るように、トラックでポンドの周囲を回りながら小分けに魚を入れる。お客さんは放流中、全員竿を上げるのがルールで、放流中はキャスト禁止。トラックが釣り場から出たら一斉にキャスト開始。私も放流後の“鉄板カラー”の赤金で遠投。早めのリトリーブをすると、すかさずヒット。まずは良型のサクラマスをゲット。その後もサクラマスの連発。フライのお客さんもルアーのお客さんもポンドのあちこちでヒットし、釣り場はドラグ音が鳴り響くパラダイス状態。

 そんな中でもひときわ目立っていたのが群馬県渋川市の都丸智哉さん。75センチ、5キロを超えるずっしりとしたマイトをゲット。体高があって立派なメタボボディー。他の方も4キロ超えのマイトやサクラを連発している。

 私も負けじとキャストをすると、マイトがヒット。ちょっと小ぶりながらもでっぷり太った脂の乗りも抜群の1匹を釣ることができました。肝心の信濃雪鱒はというと、終始ミノーイングをしていた方が唯一ゲット。ウグイのような口の形状から、フライや小さめのスプーンを食うんじゃないかと思っていたら、まさかのミノーというんだから驚き。まだ釣りではメジャーじゃないだけにこれから釣り方が確立されていく楽しみな魚を見ることができました。

 また6回目も開催する予定ですので、皆さんこぞってご参加くださいね。

 ▼釣況 上信越地区東日本釣宿連合会所属、桐生市・黒保根渓流フィッシング=(電)0277(96)2099。午前6時から午後5時。料金は5300円。女性・中学生は4500円。

 ?ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る